デスクに置くスピーカーを探していたところに本誌を見つけたので、DIYしてみることにしました。
付録のスピーカーユニットはコーンが特徴的で、トンボの羽を模した模様や、貝殻を模した曲線で出来ているようです。
市販には無い特徴を持ったスピーカーが作れると思い、制作してみることにしました。
ONTOMO社サイト
この記事はこんな方にオススメ
- OM-OF101キットに興味のある方
- OM-OF101の音質が知りたい方
これならできる特選スピーカーユニット 2021年版 オンキヨー編 特別付録:オンキヨー製10cmフルレンジ・スピーカーユニット OM-OF101 (ONTOMO MOOK) [ stereo ] 価格:6,930円 |
これならできるスピーカー工作 2021 特別付録:オンキヨー製10cmフルレンジ・スピーカーユニット OM-OF101対応エンクロージャー・キット (ONTOMO MOOK) [ stereo ] 価格:7,700円 |
セットの内容
内容物は下記となります
■これならできる特選スピーカーユニット 2021年版 オンキヨー編
・OM-OF101(スピーカーユニット本体)×2個
・取り付けネジ×8本
・スピーカー裏に張り付ける密閉シール×2枚
■これならできるスピーカー工作 2021
・ダブルバスレフ型エンクロージャー×2セット
・板ばね式ターミナル×2個
・ターミナル取り付け用ネジ×4本
・内部配線×2セット
・吸音スポンジシート×2枚
組み立てた印象
- 付属のMDFボードの加工精度は良い
MDFの断面は垂直になっており、自立する程度です。ただ、MDFの特性上、接着時はしっかり固定しておかないと斜めになる場合もあります。
私も固定が甘く、若干歪んでしまっています。 - 組み立て用のダボ穴や、ガイドは無い
付属のMDFボードはすべて素地のため、貼り付け位置等は定規等で図らなければいけません。
誰でも簡単に!とは言えないかもしれません。 - フロントパネルは面取りされている
エンクロージャーのフロントパネルは面取りされているので、見た目が良いです。
今後黒色で塗装予定ですが、加工の手間がなく良いと思いました。
音質チェック
※吸音材や制振材を追加して作った音の印象になります。また、アンプはFostexのAP15mk2を使用しています。
音のイメージとしては、中音域が前に出る「かまぼこ型」となります。
中音域が前に出ており、ボーカルがハッキリ聞けるようなバランスです。
高音や低音は引っ込んではいますが、しっかり出ているような気がしました。
バスレフポートからは、「ドスッドスッ」と重低音がしっかり出ています。
※※※3か月程使用し、音質再レビュー※※※
エージングが進んだと思うので、音質の変化について記載します。
基本的な性質は作成直後から大きな変化はありませんが、若干重低音も出てきたかな?という印象です。
高音は相変わらず出ないので、バランスを重視される方はツイーターを追加すると良いかもしれないです。(追加検討中)
聞き疲れしない尖りの無い音なので、BGM等にも良く普段使いに向いているスピーカーです。
最後に
ユニットとエンクロージャ合わせて15000円程度のスピーカーセットになりますが、市販にはほとんど無いダブルバスレフ、特殊なユニットなスピーカーが作成できます。
小口径のためあまり重低音は出ないですが、聞き疲れしない音になっていると思います。
ニアフィールドでも使いやすいと思うので、デスクで使うブックシェルフ型スピーカーをお探しの方、ぜひ購入してみてください!
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