Fostex AP15mk2を改造してみた

ガジェット紹介

スピーカー作成と同時に購入したAP15Mk2ですが、今の環境では高音域に不満がありました。
癖がなく聞き疲れし難い良いアンプではあるものの、どうしても高音域が伸びない印象でした。
そこで、安価で音質を変えられるコンデンサ交換をしてみることにしました。
(筆者は多少電子工作ができる程度の素人です。知識不足なことはご承知おきください。)

この記事はこんな方にオススメ

  • AP15Mk2改造に興味のある方
  • 構成部品に興味のある方
  • 改造費用の知りたい方

AP15Mk2の中身

AP15Mk2の基盤は写真の通りとなっています

電解コンデンサは合計8個。台湾のSu’s conが使われている
裏面。パワーICや、真ん中のICは文字が読み取れず。

目に見える部品としては下記の通りです
電解コンデンサ…Su’s con 680μF 25V×2、100μF 25V×3、10μF 50V×3
オペアンプ…JRC 2068(SOP)、4565(SOP)
オペアンプはSOP実装です。回路はそこそこ複雑だったので、それぞれのコンデンサの役割は調べず、すべて交換としました。

用意した部品

下記写真のコンデンサを用意してみました。

東信工業のUTSJとニチコン MUSE KZを用意しました。

Su’s con 100μF 25V → ニチコン MUSE KZ 100μF 25V
Su’s con 10μF 50V → 東信工業 UTSJ 10μF 50V(MUSE KZも用意しましたが、収まらないため東信工業にしました。)
に交換してみました。
Su’s con 680μFの交換用として購入したMUSE KZ 1000μFですが、サイズ的に収める場所が無かったので、交換を断念しました。
容量的に電源用のコンデンサかと思います。サイズが変わらないオーディオグレードがあれば、交換してみようと思います。
(ケースが小さい&大きめ部品が点在しているので、1000μFサイズは倒しても収まる場所がありませんでした・・・)

音質の変化

コンデンサ交換により感じたのは、全域でキレが増したように感じました。
全体がスッキリし、それぞれの音の分離が良くなりました。
目的としていた高音域の伸びも良くなり、シンバル等の音もハッキリ聞こえるようなバランスになったと思います。
また、高域まで伸びるようになったことで、ボーカルに艶が出たように感じました。
フルレンジ1発のスピーカーで活躍できるアンプに仕上がったと思います。

最後に

最近の電子機器は集積化が進んでいますが、まだまだ電解コンデンサ等のリード部品が使われている部分もあるようです。
コンデンサだけであれば、1個100円を切るような低価格でオーディオグレード品へのグレードアップが可能です。
使う道具も、はんだごてとはんだ吸い取り線だけなので敷居も低いのではないでしょうか。
細かい作業の自信のある方、ぜひ試してみてください!

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